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新たなサークル運動時代が来た! 自由民権、1950年代、そして脱原発(2)

新たなサークル運動時代が来た! 自由民権、1950年代、そして脱原発(1)

「タハリール広場からアズハル大学まで──エジプトの人びと」当日の映像リストの紹介と簡単な解説 その1

「タハリール広場」に、集まった人たちは、実際に広場でどんな解放の歌を歌い、どんな解放の踊りを踊ったのか。また、どんなメディアを使ったのか。さらには、シュプレヒコール、プラカード、パフォーマンス・・・そこでどんな新しい創造性(クリエイティビティ)やコモンが生まれたのか?。それは即、「脱原発」運動をしている私たちにも具体的な「発想」を提供してくれるだろう。まずはエジプトから学びたい。それが今回のテーマの核でした。

当日、報告者の山本さんは、エジプトの「タハリール広場」の細部にこだわった報告をしてくださいました。広場の細部へこだわった報告は、高円寺という場所にとても馴染んだと思います。細部、片隅、場末は、エジプトの広場や市場(スーク)に<地下でつなっがっている>と思わせたステキな報告でした。そこで、この感動をつたえるべく、簡単な映像リストの紹介をしたいと思います。さいごに山本さん、本当に「地下大学」ならびに高円寺にぴったりの報告感謝しています。

さて、ここには、21個の動画がリスト化されています。そのうち当日、報告者は、18個使用されました。動画のファイル名の表示がアラビア語であったりしますので、報告のあった18個について簡単な解説をしておきます。動画閲覧時の参考にしてください。(なお、当文章の文責は報告者ではなく、当日司会・もとやまのメモによるものですので文責は、私にあります。)

動画リストは以下のURLです。
http://www.youtube.com/playlist?p=PLEE6BD94CB3DF58B5

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「タハリール広場」での「革命」を<笑い>、<ドラマ>、<歌>に注目したBBCのアラビア語放送によるもの。
見所は、
(2:40頃)放水車に立ち向かうシーン。建物から「お前は男だ!」みたいな、かけ声がかけられているところが何といっても注目点。
(3:00)「こんなことが起こるのはエジプトだけとのナレーション。」有名になったハプニング・アートとしての結婚式。<投石に対して鍋、ペットボトルで自衛する。新しいアートの誕生の瞬間>
(5:00)<掛け合い漫才登場!>。掛け合いが、徐々にシュプレヒコールへとなる。後はダンス。「責任者出て来い!」でおなじみの、ぼやき漫才「わたしが、ぼやくことも、あんた方のぼやきとなりまっせ」(人生幸朗師匠)を思い出します。
(5:50)<お笑いプラカード>その独裁政権からファラオと呼ばれていたムバラク。そこで、<ヒエログリフ>でのプラカード。後は、「空気が無くなるまでに辞任せよ!」という水中でのプラカード。

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「青いスカーフの女の子」が訴えているのが、ムバラク側の「労組」のトップ批判だそうです。こうした動きはYouTube上では、誰が最年少のアジテーターか、ということで話題になったそうです。

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先導するおじさんは、「オレは臆病者じゃない」と訴える。それに呼応して皆踊る。

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くたばれムバラクと歌う民衆。無名であったロック歌手が歌う。たすかにマスト!聞くべし。実に感動、報告以来、毎日聞いています。

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愛唱歌シリーズとして紹介。「自由の声」(日本でもJ-WAVEで流れたらしい)。ムバラク退陣前夜の「革命」の確信をした歌声。その確信を、この歌で感じてください。
注目点は、
(2:25頃)曲に挿入される、おじさんの声。エジプトの「口語(「方言」詩人)」の詩をサンプリング。

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上の詩人の元ネタとなったテレビ番組。「立ちあがる時が来た。年寄りどもの国よ」に呼応して、「素晴らしい若者たちが現れた」と今回の「革命」を支持している。
エジプト/アラブは、詩の盛んな地域です。

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ムハマド・ムニール。アフリカ的な文化の影響も濃厚な南部ヌビア人の国民的ポップ・スター。ラブソングであるが、その歌詞の「こんなにボクはキミが好きなのに、あなたは侮辱する」という部分が、「きみ」が「国」へと意味を変えて、「革命」の歌へ。今やケータイの着信はこれだそうです。

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これは、ヨルダンで活動するアート集団によるもの。冒頭の椅子の下の釘とゴムは権力に固執するムバラクおよび独裁者を批判、というか笑い飛ばしている。

「タハリール広場からアズハル大学まで──エジプトの人びと」当日の映像リストの紹介と簡単な解説 その2

「タハリール広場」に、集まった人たちは、実際に広場でどんな解放の歌を歌い、どんな解放の踊りを踊ったのか。また、どんなメディアを使ったのか。さらには、シュプレヒコール、プラカード、パフォーマンス・・・そこでどんな新しい創造性(クリエイティビティ)やコモンが生まれたのか?。それは即、「脱原発」運動をしている私たちにも具体的な「発想」を提供してくれるだろう。まずはエジプトから学びたい。それが今回のテーマの核でした。

当日、報告者の山本さんは、エジプトの「タハリール広場」の細部にこだわった報告をしてくださいました。広場の細部へこだわった報告は、高円寺という場所にとても馴染んだと思います。細部、片隅、場末は、エジプトの広場や市場(スーク)に<地下でつなっがっている>と思わせたステキな報告でした。そこで、この感動をつたえるべく、簡単な映像リストの紹介をしたいと思います。さいごに山本さん、本当に「地下大学」ならびに高円寺にぴったりの報告感謝しています。

さて、ここには、21個の動画がリスト化されています。そのうち当日、報告者は、18個使用されました。動画のファイル名の表示がアラビア語であったりしますので、報告のあった18個について簡単な解説をしておきます。動画閲覧時の参考にしてください。(なお、当文章の文責は報告者ではなく、当日司会・もとやまのメモによるものですので文責は、私にあります。)

動画リストは以下のURLです。
http://www.youtube.com/playlist?p=PLEE6BD94CB3DF58B5

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「革命」後に生まれたもの。「革命」後、これまでなかった政治を風刺したバラエティも生まれた。

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ご存知ムバラク退陣の声明です。この映像をじっとみてください。この退陣声明を読み上げたのが、副大統領オマール・スレイマン。秘密警察のトップでもあり、人々に拷問をした張本人で、退陣を発表した人物。そういうこともあってか、「顔なんか、みたくない」と目を背けたい人も多かったのか、後ろのSPの男に注目が集まる。フェイスブックなどでは面白プロフィールが盛んに作られる。

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ムハマド・ムニールの背後の男。この男に注目した様々な動画が作られる。「大きくなったら何になりたいの?」、「技師、歌手、先生、セールスマン」、「だけどボクは臆病じゃない」、「なりたいのはオマール・スレイマンの後ろの男」みたいな感じです。この背後の男に関するものは、さすがに悪ふざけの観があり、すぐにこの事態は収束する。

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広がる表現形態。シリア、リビアでもエジプトで作られたような、独裁者を笑い飛ばす動画が作られるようになった。これはカダフィー(カッザーフィー)の「恐怖のメッセージ」をおちょくったもの。この恐怖のメッセージは、「家、家を。地区、地区を。殲滅する。」という信じがたく、許しがたいメッセージ。このような「恐怖」に、「笑い」で抵抗しているといえるでしょう。「‪Gaddafi The Founding Father of Islamic Iran Revolution‬」も参照。

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これは、ラップです。パレスチナのラッパーに影響を受けただろうエジプトのラップ。「オレは反政府だ」みたいなことがラップされている。ギャングスター・ラップのテイストです。

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ビデオ作家によってつくられたもの。英語のキャプションもありますので、見やすいかと思います。

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若い詩人の詩のパフォーマンス。人気のある若手の「口語(方言)詩人」。アラブ社会の根底にある「詩」の世界を堪能してください。これとラップなど聞き比べると味わいも深いです。

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昔歌われた革命歌(1956年ももの)が今回甦ったものです。يا مصر قومي وشدي الحيل سيد درويش بلادي بلادي も、今回の「革命」で、かつて発禁されていた歌、昔の闘う歌/詩人が甦りを見せたことの例です。

ついに帰ってきた〈黒いアテナ〉───その思想史的地殻変動

◉再開「地下大学」への招待
「徹底討議 地下の中東」
4月講義@素人の乱12号店
4月28日 19時から
資料代500円+投げ銭

佐々木中さんへの手紙───エッセイ風の導入として
平井玄

私が佐々木中さんの言葉に初めて触れたのは、酒井隆史くんたちのVOL Collectiveによる『lexicon』(2009年、以文社)として編まれたキーワード集の中で、「フーコーとイラン革命」について書かれた項目でした。

他のメンバーたちのほとんどは街頭や研究会で顔を合わせている人たちばかり。ところがこの見知らぬ人物は、「現代思想系」とまるでひとつのマーケットのように呼び倣わされる場所ではまず語られることのない「イスラーム」について書いている。しかもその言葉は、短いながら極めて印象深いある種の「くぐもり」と「翳り」を濃厚に帯びていました。

フーコーが1980年に書いた「イラン・イスラーム革命」への詩的な讃美ともとれる論考が生涯の汚点のように語られてしまう。さらに末期の病床で「ヨーロッパ」に回帰し「自己への配慮」というギリシア的な境地に到達したとされる。そうした教科書的な語り方への激しい苛立ちが文面に沸き立っている。加えて「イスラーム」や「宗教」への何か独特の視線。「革命」という言葉がまるで漆黒の夜空に瞬くような文章でした。確かに、今やそうした哲学者たちの幾人かはそれこそ高校「倫理」のテクストで取り上げられている。VOLのグロサリー(用語集)そのものがそうした安全化への抵抗に違いないでしょう。その中でも、関節が外れたような独異なリズムを持つ矢部史郎のそれとは別の意味ではっきりと記憶に残っている。ページから弾け出るような不穏を秘めた文章でした。

「これを書いたのは誰だ?」
それより前の2008年に出版されていた『夜戦と永遠』を手にしたのはこのもう少し後です。そして未だに読み続けている。簡単には消化しない。消化などできない異物というべきです。そういう遠くから鈍く響きわたるものへの愛好が間違いなく私にはある。

そのうちに『切りとれ、あの祈る手を』(河出書房新社、2010年)が現れる。それらに読み耽り、また訥々と読み留まるうちに、「これは啓典の語りに似ているな」という思いを抱きました。モーセ五書をはじめ中央アジアから東地中海域にかけての宏大な空間から蝟集してきた「旧約」と名づけられた古叢書群、ナザレからやって来た私生児イエスの言行録の数々、そしてメッカに生まれメッカと対立したムハンマドの「クルアーン」として読み謳われる啓示集。そのハードボイルドな語りに似た口吻が聴き取れる。預言者たちを私たちの元に引き寄せるために「ハードボイルド」という言い方を敢えて選びましょう。

それらは「宗教」ではない。死地に直面した人々を励起させる言葉の群がりというべきです。そして人間の歴史に大きな「信」を問いかける言葉はいつも底深い「静けさ」を湛えている。その意味でそれは「革・命」の言葉なのです。生きようとする者たちの命を革める、天地と人との盟約を大きく革める言葉。「革命」という言葉の解釈権をマルクスの後継者たちが独占していた20世紀は無惨な形で終わったというべきでしょう。しかしそれは広告のレトリックではない。全世界で多くの者たちがその実現に生涯のすべてを賭けたこの言葉を、より宏大な人類史の中で再定義すべき時が来ているのは間違いないのです。

この著者は、そうした「革命」の思想史の一端として「現代思想」なる奇妙な名を冠された哲学者たちの仕事を読み継ごうとしている。だからラカンの破綻を、ルジャンドルの疎隔を、フーコーの蹉跌を大胆に語ることになるのでしょう。ドゥルーズ/ガタリが歩んだ屈曲の理路もその視野に入ってくる。そうである以上、読み解きの視野はフランスや西欧世界に留まるものではない。まさにこの点に、この帝都の最も猥雑なる街のひとつでそれと知らずにアジア諸民族の混濁の中で生きた、たった半径1キロの視野しかない私のような人間がゆっくりと反応したのです。

───今「事態」は私たちの前にある。遠くマグレブからマシュリクへと響きわたっていく「タハリール!」(解放)の轟き、さらに私たちを呑み込もうとしている地塊の震えと原子の狂乱、このふたつの波動が交錯する場所で私たちは暮らしているのです。大群衆の広場から、汚染された村から「言葉」の気配が伝わってくる。「文学」が必要とされる秋(とき)が来ている。こうした「事態」の中で共に語り合いたいと思っています。                            
                          
(2011年4月23日)

Egypt Burning

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竹中労語る 『青春と革命』

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教員たちは対話を求める

http://www.chikadaigaku.net/archives/paris.flv

出典:Enseignants recherchent dialogue (LaTéléLibre.fr)
字幕翻訳:岡山 茂(アレゼール日本事務局長)

パリは燃えているか?資料ビデオ

大学の夜09年03月17日 (撮影:土屋和之)
http://www.chikadaigaku.net/archives/3-17-univ-night.flv

ゼネスト09年03月19日 その1 (撮影:土屋和之)
http://www.chikadaigaku.net/archives/3-19-general-strike_01.flv

ゼネスト09年03月19日 その2(撮影:土屋和之)
http://www.chikadaigaku.net/archives/3-19-general-strike_02.flv

佐々木夏子レポート09年04月18日(撮影:土屋和之)
http://www.chikadaigaku.net/archives/4-18-sasakinatsuko.flv

RAP/TAZとしての【地下大学】

6月7日 (土)一発目の地下講義は、【地下大学】のためのRAP/TAZ(講師:平井玄)@素人の乱12号店
内容は、一回目ということで、<地下大学宣言>でした。発破としての宣言、そして、掘削の始まりです。

なぜ「地下大学」か? ─── 騒動学序説
野坂昭如『騒動師たち』を読む。(平井玄)

(さらに…)