// archives

東琢磨

This tag is associated with 1 posts

ローカル・ミュージック フランスから日本へ

ローカル・ミュージック。それはとりあえず地方の音楽だが、今日的なローカルは、郊外や都市の内部にも現れる。それは、鳴ってみて初めてその場所の必然性が意識されるような「場の音楽」であるだろう。主な拠点は、実体不明の権力に支配されている。一般的な舞台は、電子空間のなかに追いやられ、囲われて、拍手喝采は届かない。そう、今日のローカル・ミュージックは、マス・メディアに見過ごされた素晴らしき音楽の名前でもあるのだ。

今回は、主に南フランスで盛んなローカル・ミュージックを紹介したい。音楽を聞くだけでなく、歌詞も訳して読んでみたい。境界線は、単に越えるのではなく、引き直すことで相対化しよう。そうしてできた、多分に想像的な共同体を、いまや死に体となった既存の共同体への問題提起とする。そこまですれば、私たちの文化の現在形が明らかになるだろう。

当日は、現代日本のローカル・ミュージックにも注目したいと思います。皆さん、これぞローカルな一曲を披露してみませんか? 時間の許す限り、対応させていただきます。
(さらに…)

反東京論=反ヒロシマ論

さて、来る木曜日の「地下大学」は、本山の仕切りで行います!
講師は、待ちに待った、広島からのゲスト。そう!東琢磨さんです。
東さんへは、反東京論をお願いしました。
すると、反東京論=反ヒロシマ論、という感じで。
もろもろ交錯させながら情報交換など、できればと。
という返事がありました。
また、東さんも、広島にて、「シャリバリ地下大学」を開催
されています。ということで、今回は、地下つながりでも、
あります。
楽しい会になると思いますので、ご参加のほどよろしく
お願いします。

日時:8/14(木)19時@素人の乱12号店
講師:東琢磨
テーマ:反東京論=反ヒロシマ論
料金:資料代500円+投げ銭

☆講師プロフィール
1964年広島県生まれ。音楽・文化批評家。2005年に本拠を東京から故郷広島に移す。
著書に『全?世界音楽論』(青土社、2003)、『おんなうた』(インパクト出版会、2004)、
『違和感感受装置』(冬弓社、2004)、『ヒロシマ独立論』(青土社、2007)など。