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文化ゲリラ戦

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文化ゲリラ戦教程

こんにちは、今回は、講師にイルコモンズと酒井隆史を迎え、来る2008年7月、
北海道洞爺湖で開催されるG8サミットへ向けた動きのなか、これまでの、
「でたらめな抵抗のスタイル」、そして洞爺湖にむけた新たな抵抗のスタイルなどを
「文化ゲリラ戦教程」として講義してもらいます。
ご参加のほど、よろしくお願いします。

6月7日 (土)一発目の地下講義は、【地下大学】のためのRAP/TAZ(講師:平井玄)」。
内容は、一回目ということで、<地下大学宣言>でした。
発破としての宣言、そして、掘削の始まりです
▼地下大学 0.2
「文化ゲリラ戦教程」
[講師] イルコモンズ+酒井隆史
[日時] 2008年6月14日(土)19:00-21:00
[場所] 高円寺・素人の乱12号店
http://keita.trio4.nobody.jp/shop/12/map.html
東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋
(北中通り沿い素人の乱シランプリ向かい。アヤマ接骨院脇の階段を昇って奥)
JR中央線高円寺駅下車徒歩7分
*500円+投げ銭

<地下大学宣言>
「非正規労働者のための、非正規教員による、非正規大学・・・地下大学」
「言葉は奪われている。歌は奪われている。思想など、とうの昔に消えてなくなった。
TVは、人を殴りつける鈍器である。だから、それをすべて叩き壊して、言葉を創り出
さなければ、創られた言葉を貪り喰らわなくては、死ぬことさえできないだろう。
だが、そうした言葉が生まれ、じっと寝かされ、あるいは煮立てられ、苦く甘い酒の
ように醗酵させる「場所」は奪われた。そしてとりわけ、ありとあらゆる「学校」が死んだ。
大学は、今や gated city (要塞都市)と化した。それは、国家と企業に奉仕する犬や、
その下でこき使われ駆除されるネズミたちの製造所である。そこで教えられる「知識」や
「技術」や「教養」は、犬を繋ぐ鎖であり、ネズミを取る鉄の歯である。そして「地下大学」
が始まる。
そこで語られるのは、鎖を切る「知識」であり、鉄の歯を砕く「技術」である。
教養主義を破壊する「教養」である。それは、対抗シンポジウムを、大学の外へ、
街へ、夜へ、押し開く試みである。かつてソ連支配下の東ヨーロッパに、ヤン・パトチカたちの
地下大学があった。デリダたちの「条件なき大学」の試みがあった。今、韓国に「スユ=ノモ」があり、
ラテン・アメリカにはノマド大学がある。「地下大学」は、呻きが声になり、声が歌になる、
その一歩手前に踏みとどまるだろう。 なぜなら、歌は奪われているから。「地下大学」は、夜の街、
その泥沼を彷徨うTAZ(一時的自律空間)となるだろう。なぜなら、場所は奪われているから。」